潮干狩りで採れたたくさんのアサリやハマグリ、家に帰って美味しくいただきたいですね♪
「どうやって料理して食べようかな♪」「お友達やご近所さんにもお裾分けしたいな~」とわくわくしながら持ち帰ることと思います。
そんなみなさん、貝を新鮮に美味しく食べるための持ち帰り方や保存方法があるのをご存知ですか?
そういう私も実は今まで、潮干狩りで採った貝は海水を入れたバケツに漬けてそのまま持ち帰っていたのですが、それはどうやら間違っていたようです…。
きちんと持ち帰らないと、鮮度が落ちてしまい、
味が悪くなってしまうのだそうです。
せっかく採ったアサリやハマグリを美味しくいただきたいですよね。
ということで、今回は
●自宅に帰る前にすること
●自宅に帰ってからすべきこと
●保存方法と賞味期限について
こんなラインナップで、貝の砂抜きの方法や保存方法についてご紹介します♪
●自宅に帰る前にすること。
まずは、「砂を落とし、いらないものを取り除くこと」です。
貝についている砂を、海水で軽く洗って落としてください。
また、貝が割れていたり開いて死んでいる貝も取り除いてくださいね。
これらを混ぜておくと、海水が汚れて他のアサリも汚れて死んでしまいます。
次は、「貝のぬめりを取ること」です。
何個かの貝をこすり合わせて、ぬめりを落としましょう。
ここで大切なのは、水は海水ではなく真水を使ってください。
真水で洗うことで、食中毒の原因となる菌「腸菌ビフリオ」を貝の表面からしっかり落とすことができるのです。
これは私も知らなかったのでとても勉強になりました。食中毒予防は大事ですよね!
ここでさらに大事なのは、アサリは真水につけておくとすぐに死んでしまうので、洗ったら水はしっかり切ってください。
この工程で丁寧に洗っておくと、
家に帰ってからの処理がとても楽ですよ。
そして、忘れてはいけないのは、
家で砂抜きをするために、海水を持ち帰ることです。
直接海からペットボトルなどに海水を入れて持ち帰るのもよいですし、
海水の水道が用意されている場所もあるそうです。
なんと、貝を採った場所の海水を使ったほうがよく砂を吐くそうですよ♪
ここで、貝の持ち帰り方についてですが、
まず注意してほしいのは、海水につけて貝を持ち帰るのは良くないということです。
帰る途中に海水中で雑菌が繁殖したり、鮮度が落ちてしまいます。
なので、持ち帰るときはまず、新聞紙を湿らせて洗った貝を包みます。
そして、保冷剤(凍らせたペットボトルでも良いです)の上に貝を包んだ新聞紙を載せます。
アサリは水温が25度以上になると弱って死んでしまうことがあるので、保冷剤は必須です。
これらをクーラーボックスに入れれば、鮮度を保って家に持ち帰ることができます。
●自宅に持ち帰ったらすべきこと。
家に貝を持ち帰ったらすぐにでも調理して食べたいところですが(笑)、
美味しく食べるためにもまずは砂抜きをしましょう!
ここで砂抜きの方法についてご説明します。
まず、バットに貝を並べます。
貝同士が重ならないようにするために、ボウルよりバットがおすすめです。
また、この時にザルに入れるか、割り箸を置いて底上げすると、貝が吐き出した砂をまた吸い込むのを防げますよ♪
次に、海水を入れます。
このとき、海水は貝のからが少し出るか出ないかくらいのひたひたに入れます。
もし海水がなければ、水500リットルに塩大さじ1杯くらいを入れてください。
3.最後に、新聞紙でふたをします。
何のためにふたをするかというと、貝は暗くないと砂を吐かないのと、海水が飛び散らないようにするためです。
これで3時間~一晩つけておけば、砂出しの完了です。
●保存方法と賞味期限について
砂出しが終わったら、水道水で軽く洗って、冷蔵庫に保管しましょう。
調理する時は、水道水で洗ったアサリを3時間ほど常温に放置すると、
うまみ成分である「コハク酸」の量が増えてより美味しくなるそうです♪
もし一度に食べきれない量のアサリがある場合、余った分は冷凍保存をおすすめします。
使う際は、解凍せずに凍らせたまま調理すると美味しいですよ♪
賞味期限ですが、冷蔵庫なら最大3日間ほど、冷凍庫なら最大1か月ほど大丈夫です。
ただこれらはあくまで目安ですので、毎日臭いを確認してくださいね。
もちろん、生ものなので、出来れば早く食べたほうが鮮度も高くて美味しいので、あまり長い期間保存するのはおすすめしません。
以上、潮干狩りで採った貝の持ち帰り方や砂抜きの方法、
保存方法についてご紹介しましたが、
いかがでしたでしょうか。持ち帰るときや砂抜きの際に、
ちょっとしたひと手間をかけるだけで、貝を新鮮に美味しく食べられるというのは嬉しいですよね♪
貝を上手に持ち帰って、砂抜きも完了することが出来たら、いよいよ採ってきた貝を思う存分たっぷり美味しくいただきましょう!
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