よくニュースで、安部首相が海外の首脳と電話会談したとかよく聞きますよね。
電話会談と聞いて、今まで何気なく聞き流していましたが、よく考えてみると、違う国で違う言葉を使う首脳同士がどうやって電話で大事な会談をするのか気になりませんか!?
通訳がいつ入るのか?もしかして、翻訳機能がある電話があるの?とか、考えてみればみるほど不思議で気になる!
ということで、今回は
・安部首相とトランプ大統領が電話会談したことが話題!
・そもそもどうやって通訳してるんだろう?電話会談の方法ややり方は?
こんなラインナップで気になる電話会談について調べてみました!
安部首相とトランプ大統領が電話会談したことが話題
2017年4月9日、安部首相はトランプ米大統領と電話会談し、米軍のシリア攻撃や、北朝鮮による核・ミサイル開発問題を巡り協議しました。
会談は約45分間で、米側から申し入れたものです。
両首脳は6日にも電話会談をし、北朝鮮のミサイル発射に関し、「危険な挑発行為で安全保障上の重大な脅威だ」との認識で一致。
トランプ大統領は、「最大限の軍事力」を活用し、日韓を含む同盟国を防衛するとしました。
なかなか深刻な情勢なので、電話会談はここ数か月の中でも結構な頻度で行われていますね。
2.そもそもどうやって通訳しているんだろう?電話会談の方法ややり方は?
違う国の首脳同士、いったいどうやって電話会談を行っているのでしょうか。とても気になりますよね!
はたまた通訳同士が電話で会話しているのか、電話に翻訳機能があるんだろうか、真相を調べてみました!
首脳間や外相間などの電話会談には、
国際情勢の意見交換
就任の際の挨拶
国際的な紛争など緊急事態への対処を協議
などのケースがあります。
首相が外国の首脳と電話会談する場合、首相官邸の首相執務室に電話回線をつないだマイクとスピーカーを設置して、首相や通訳官はマイクに向かって話をします。
スピーカーからは両国首脳や通訳官の声が聞こえて、同席した人たちが聴けるようになっているそうです。
日本の首相が東京以外の場所にいるときなどは、ホテルの部屋などに機材を持ち込んで会談するそうです。
会談では、首脳が母国語で話した内容を、その場で通訳官が相手国の言葉に翻訳して話します。例えば日米首脳会議なら、安倍首相の発言を日本人の通訳官が英語に翻訳し、トランプ大統領の言葉を米側の通訳が日本語で伝えるということです。
英語の堪能な宮沢元首相は、通訳官の英語を自ら訂正したというエピソードもあるそうです!むしろ自分で話した方がてっとり早そう。。
電話会談の日時は、事前に両国の外務省(アメリカなら国務省)の担当者同士が事前に打ち合わせで決めるそうです。
会談は1対1で行うものではないのですね!
会談には、通訳や閣僚など複数人が同席して行われるそうです。相手がアメリカ大統領なら外務省北米局長が、韓国大統領が相手なら、アジア局長といったように、担当局長や担当課長が同席するとのこと。
官邸の電話回線も一般回線なので、盗聴される危険があり、外交上秘密にしなければならない話はできません。
ただ、米国、韓国、中国との間にはホットラインが設置されていて、双方の電話に音声を暗号化する装置がつけられているので盗聴はできないそうです。
ホットラインが存在してるとは、知りませんでした!
会談の通訳官は外務省の若手職員がつとめ、常時待機して、会談のある際にすぐに駆け付けられるようになっているようです。
電話会談は急に設定されることが多く、日時が決まると、通訳官は準備のために相手国の情勢に関する資料に目を通したり、外務省担当局長が首相や外相に事前説明する場合にも同席し、会談の目的などを把握するそうです。
ニュースをみていると、政治家の人たちの話し方って難しいし専門的な用語も多く、日本語なのに聞き取れないことが多々あるのですが、通訳官はその日本語をすばやく的確に相手国の母国に翻訳して伝えるわけですから、通訳官のスキルはすごすぎますね!
電話会談について調べてみると初めて知ることばかりで大変興味深いですね!
これからのニュースの見方が少し変わるのではないでしょうか。
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